金融情報世界大手米ブルームバーグと米MSCIは4月19日、EU気候ベンチマーク規則の「EUパリ協定整合ベンチマーク(EU PAB)」に準拠した社債インデックスをリリースした。
同インデックスは、ブルームバーグの債券インデックス・ファミリーと、MSCIの持つ企業向けの気候スコアを組み合わせて開発。名称は「Bloomberg MSCI Global, Euro and US Corporate Paris-Aligned Indices」。投資適格社債、固定金利社債、グローバル社債、米国社債、ユーロ建て社債を対象。PABの最低基準を満たすため、各インデックスは、ブルームバーグの標準的なユーロ、米国、グローバルの社債親インデックスと比較し、二酸化炭素排出量の絶対量を初期で50%削減し、その後、基準排出量と比較し毎年7.5%の脱炭素化を要件として設定している。
同インデックスは、要求される脱炭素化の軌跡を達成するため、二酸化炭素排出量の多い企業を除外するアプローチを採用。毎月除外銘柄を決定し、翌月のPABラベルの脱炭素化軌道への準拠を維持するために必要な排出量の閾値をクリアする。
【参照ページ】Bloomberg and MSCI Launch Global, Euro and US Corporate Paris-Aligned Indices
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