環境省と国立環境研究所は4月14日、2020年度の日本の二酸化炭素排出量(確報値)を発表した。2020年度の総排出量は11億5,000万tで、前年度比5.1%減。2013年度比では18.4%減。速報値が2021年12月に発表されていた。
【参考】【日本】環境省、2020年度のCO2排出量速報値公表。前年度比5.1%減(2021年12月16日)
(出所)環境省
温室効果ガスの種別では、二酸化炭素排出量が大きく減少し、前年度比で5.8%減。一方、一酸化二窒素、代替フロン等については増加していた。メタンは0.3%減。
(出所)環境省
業種別では、工場等と輸送からの排出量が大幅に減少。背景には、新型コロナウイルス・パンデミックによる行動制限の影響もあるとみられる。
(出所)環境省
2020年度の森林等の吸収源対策による吸収量は4,450万t。森林吸収源対策で4,050万t、農地土壌炭素吸収源対策で270万t、都市緑化等の推進で130万t 固定できた。
(出所)環境省
総排出量から森林等の吸収源対策による吸収量を引くと、11億600万tで前年度から6,000万t減少。2013年度比で21.5%の減少となった。
【参照ページ】2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について
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