中国国家エネルギー局科学技術部の劉亜芳副部長は4月13日、燃料電池車(FCV)の水素補給ステーション設置数で、中国が世界1位になったと発表した。世界市場シェアでは約40%を占める。
中国国家エネルギー局は今回、気候変動対策のため、水素エネルギー技術・産業の発展を重要視していると説明。現在までに、20省以上が、水素エネルギー計画やガイドラインを発表。総数は200を超える。
中央政府と地方政府の政策を受け、国有企業、民間企業、外資系企業が水素エネルギーへの投資を加速。長江デルタ地帯、粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)、環渤海経済圏の三大地域の水素エネルギー産業は産業クラスターを形成しつつあるという。
水素エネルギー生産では、華北と西北で、グリーン水素が積極展開され、コストが大きく低下。水素エネルギー貯蔵と輸送の面では、20MPaガス状高圧水素貯蔵と高圧管束トレーラー輸送が大きな特徴で、液体水素輸送と天然ガスパイプライン網水素混合輸送が活発に拡大されていると語った。
水素の用途では、従来の化学、鉄鋼等の工業分野に加え、運輸、エネルギー、建設等に拡大。 運輸分野では、現在、FCバスやFCトラックに注力しており、FCVの稼働台数は6,000台を超えた。全世界の稼働台数の約12%を占める。
【参照ページ】国家能源局:我国加氢站数量位居世界第一
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