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【アメリカ】カーギルとバーガーキング、畜産のリジェネラティブ農業転換支援で6億円投資。NGOと協働

 食品世界大手米カーギルとファーストフード世界大手米バーガーキングは4月12日、米魚類野生生物財団(NFWF)と協働し、米コロラド州、カンザス州、ネブラスカ州、ニューメキシコ州、オクラホマ州、テキサス州の畜産家のリジェネラティブ農業を支援すると発表した。

 両社は今後5年間、グレートプレーンズ南部の畜産家に対し、500万米ドル(約6億円)を投資。牧草地の管理を改善し、牛肉生産での二酸化炭素排出量を年間36万t削減する。

 今回のアクションは、バーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナルが掲げる、食品1tあたりスコープ3での二酸化炭素排出量を50%削減する目標の一環。同目標は、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認も得ている。さらに同社は、2050年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成も標榜している。

 カーギルはその他にも、リジェネラティブ農業の促進のため、農家支援プログラム「RegenConnect」を展開。土壌への炭素貯蔵量1t毎に、農家へ資金提供を行っている。また、被覆作物の栽培や、土壌の保全によるレジリエンス向上、地中への炭素貯蔵、水質改善に向けた不耕起農法の導入等を採用し、生産した作物をプレミアム価格で購入している。

【参考】【アメリカ】カーギル、リジェネラティブ農業転換支援で農家に追加報酬支払い。炭素固定量に応じて(2021年9月18日)

 カーギルは、南米における大豆では、持続可能な調達・供給プログラム「Triple S」を通じ、森林破壊ゼロの認証大豆を調達。アジア、欧州、北米の顧客に供給している。

【参照ページ】Burger King, the National Fish and Wildlife Foundation and Cargill Join Together to Help Conserve and Restore Grasslands and Wildlife Species Through Regenerative Agriculture Practices in the Southern Great Plains
【参照ページ】Cargill Advances Nature-Positive, Farmer-Centric Agriculture Approach
【画像】Cargill

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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