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【アメリカ】政府、銃規制強化発表。ゴーストガンも銃と同等。シリアル番号付与やライセンス取得義務化

 米バイデン政権は4月11日、新たな銃規制を発表した。アメリカで新たな問題として浮上している「ゴーストガン」を銃刀法の規制対象と定義することで、製造・販売を規制しにいく。司法省アルコール・タバコ・火器・爆発物局(ATF)が主導する。

 ゴーストガンとは、組み立てる前の部品の状態で販売する「簡易組立キット」型の銃。30分程度で組み立てできる。2021年だけで、当局が回収したゴーストガンの疑いのある銃は約2万丁で、2016年から10倍にまで増加しているという。また、ゴーストガンは、シリアル番号の付与義務がないため、当局が入手経路を追跡することも困難。

 そのため、ゴーストガンを銃刀法の規制対象と明確に定義することで、シリアル番号の付与の義務化、商業生産者のライセンス取得の義務化を行う。また、販売前に購入者のバックグラウンドチェックも必須となる。既存の在庫にも販売前にシリアル番号付与が必要となる。3Dプリンターで製造されたゴーストガンや、個人所有のゴーストガンも対象となる。

 司法省は2022年2月、「全米ゴーストガン執行イニシアチブ」を発足。ゴーストガンを使って犯罪を犯した者を立件するため、全米の検察官幹部の育成や、捜査・起訴のガイダンスを行っている。

 さらに、記録保管ルールも強化する。従来は、ライセンスを取得した銃器販売ディーラーでも、販売から20年後の記録は破棄することが認められていたが、無期限とする。これにより、20年以上前に販売された銃の追跡が可能となり、当局の捜査がやりやすくなる。

【参照ページ】FACT SHEET: The Biden Administration Cracks Down on Ghost Guns, Ensures That ATF Has the Leadership it Needs to Enforce Our Gun Laws
【参照ページ】Deputy Attorney General Lisa Monaco Delivers Remarks on Frame and Receiver Rule at the White House Rose Garden

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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