国際食品安全イニシアチブ(GFSI)は3月23日、食品安全監査員の新たに創設する専門家認定機関(PRB)制度に対する要件を設定し、パイロット運用を開始したことを発表した。専門家認定機関をフランチャイズ運用することで、食品安全監査員を増やす狙い。
今回の発表は、食品安全監査員の減少に対応することが目的。食品安全監査員は採用難状態にあり、GFSIの承認を受けた認証オーナーであるCPO(認証規格オーナー)と、審査を担当するCB(認証機関)では、新規採用者よりも離職者のほうが多い状況。食品安全監査の需要増加に対するCPOとCBの負荷が高まっている。
そのため、業界内に食品安全監査員になるための資格認定を行う認定専門機関を創設しにいく。まずは、パイロット運用で、スキームが回るか確認する。
パイロット運用では、研究会社豪Exemplar Global、食品安全認証システム規格FSSC22000、英国食品安全規格BRC Global、食品安全規格SQFI等のパイロット運用を実践してきたボランティアCPOが担当。2023年から2024年にかけて本格導入を予定している。
【参照ページ】GFSI Launches Pilot for Food Safety Auditor Benchmarking Requirements to Boost Take-up of Critical Role
【参照ページ】The GFSI Conference
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