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【国際】シェルとBYD、EV分野で戦略的提携。EV充電ステーション拡大や研究開発等

 エネルギー世界大手英シェルは3月23日、EV世界大手中国BYD(比亜迪汽車工業)との間で、電気自動車(EV)及びプラグインハイブリッド(PHV)の分野での戦略的提携を締結した。第1弾は中国と欧州市場で協業し、その後グローバルに戦略関係を広げる。

 今回の提携は、シェルのEV充電ステーション事業を、BYDの顧客に広げることを柱としている。両社はまず、欧州のモビリティ・サービス・プロバイダー(MSP)パートナーシップを締結し、BYDの欧州の個人・法人顧客に対し、シェルのEV充電ステーション275,000ヶ所へのアクセスを提供。さらに、シェルは、BYDの顧客向けに、フリート・ソリューションと、デポ・チャージング・サービスも共同で開発する。欧州ではさらに、主要地に「Shell-BYD EVハブ」を建設し、顧客体験ハブとする。

 次に、両社は、ダイナミック・タリフ・スケジューリング、ソーラー・インテグレーション、ホーム・バッテリー、ビークル・ツー・グリッド(V2G)充電等、統合的なホームエネルギー・ソリューションを世界各地で展開する。

 欧州での社用車をカーボンニュートラル化するプログラム「Accelerate to Zero(A2Z)」でも連携し、両社は顧客にプログラム参加を斡旋する。シェルは、BYDにE-Fluidsと冷却剤も供給し、コスト削減とハードウェアの性能向上も実現する。バッテリーや充電の分野でも共同研究を進める。

 中国では、合弁会社を設立。まず深圳で、EV充電ステーションを1万ヶ所以上に設置する。その後、中国中に展開を広げる。

 BYDは4月4日、EVと並行で販売してきたガソリン燃料車の生産を3月に終了したと発表。内燃機関の部品生産と、アフターサービスは継続する。気候変動との戦いのためと説明した。

 中国では、材料価格の高騰により、2022年3月からEV各社が販売価格の値上げを発表。すでに、テスラ、比亜迪(BYD)、小鵬汽車(XPeng Motors)、威馬汽車(WM Motor)、零跑汽車(Leap Motor)等が発表済み。値上げ幅は、3000人民元から30,000元人民元(約5万7,000円から57万円)。

【参照ページ】SHELL AND BYD PARTNER ON EV CHARGING ACROSS CHINA AND EUROPE
【参照ページ】BYD DISCONTINUES GAS-ONLY AUTO LINE TO FOCUS ON PHEV AND PURE ELECTRIC TECH

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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