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【アメリカ】政府、インドはロシア産エネルギー輸入の拡大すべきでないと明言。米印首脳会談

 米ジョー・バイデン大統領は4月11日、インドのナレンドラ・モディ首相とオンライン首脳会談を実施。両者の間で、ロシア情勢も含めて率直な対話がなされた模様。外務・防衛双方の閣僚による第4回米印2+2閣僚対話も行われた。

 米印首脳会談では、クリーンエネルギー、技術・軍事協力、経済・人的関係の拡大を通じて、米印関係を強化することを約束。また、新型コロナウイルス・パンデミックの終結、グローバル健康安全保障の強化、グローバル食料安全保障の進展、自由で開かれたインド太平洋の確保に関する二国間及び多国間の協力を継続することにコミットした。

 エネルギーに関しては、会談後の政府記者会見の中で、インドがロシアのエネルギー輸入を加速させたり、増やしたりすべきではないとの米国政府の考えを披露。米国はインドに対し、支援や輸入の多様化に向けた対話を続ける用意があると話した。この話題に対し、モディ首相は明確な回答はしていないという。

 バイデン大統領は今回、インドのロシア産原油の輸入量は、エネルギー輸入量全体の1%から2%にすぎないということを理解していることも伝えた。また、米国政府は、すでにロシアからの化石燃料輸入を禁止したが、多国間の制裁合意の中では、エネルギーは対象外にしていることもあらためて表明した。しかし、今回の会談からも、他国に対し、ロシアからの化石燃料輸入禁止に向けた調整を続けていることが伺える。

【参照ページ】Background Press Call by a Senior Administration Official on President Biden’s Virtual Meeting with Prime Minister Modi of India

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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