スイス重電大手ABBは4月6日、今後10年間コペンハーゲン空港(CPH)に、電気自動車(EV)充電スタンド1,350基を供給すると発表した。2022年にはまず、AC充電器180基、急速充電器15基を設置する。デンマークの現地のインフラ開発大手イービー(EWII)と協働する。
コペンハーゲン空港(CPH)は、2050年までにスコープ3含むバリューチェーン全体で、2030年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標として掲げている。今回のアクションは、その一環。EV移行を促進することで、旅行者が利用するタクシーや空港内輸送等、車両による二酸化炭素排出量の削減を加速する。
さらにABBは4月5日、住宅及び商業ビルの省エネ、エネルギー管理、IoT化に向け、電子機器世界大手韓国サムスン電子と共同開発を行うと発表した。建物関連の二酸化炭素排出量は、世界全体での40%を占める。両者は、オートメーション技術により顧客の省エネ化とコスト削減を支援する。
両社は、サムスン電子のアプリケーション「SmartThings」とABBのホームオートメーションソリューションを接続。建物の居住者は、個人端末の単一アプリケーションから、白物家電、ガス・煙センサー、エネルギー、セキュリティ等をモニタリング、管理ができるようになる。
また両社は、サムスン電子の暖房空調設備(HVAC)製品、可変冷媒流量(VRF)制御システムと、ABBの商業ビル・集合住宅開発用HVACコントロールシステムとの連携も拡大する予定。
【参照ページ】ABB technology helps Copenhagen Airport become Denmark’s largest EV charging site
【参照ページ】ABB partners with Samsung Electronics to drive holistic smart building technology"
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