米保険大手メットライフは3月24日、社内と社外のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)に対する2030年コミットメントを発表した。7つのアクションで総額27億米ドル(約3,200億円)以上の資金を投じる。
まず、女性、マイノリティ、障害者が経営する企業の支援に10億米ドルを投資。すでに2021年に1億米ドルを投資済み。
次に、サプライヤーのDE&Iで、同社の「サプライヤー・インクルージョン&ディベロップメント・プログラム」を通じ、取引額を従来目標から16億米ドル引き上げ、50億米ドルにする。経済効果の算出結果も毎年報告する。
加えて、メットライフ財団から1.5億米ドルの寄付を提供し、支援が必要なコミュニティを支援する。メットライフからも、金融インクルージョン施策として、新たなデジタル金融ウェルネスアプリ「Upwise」を通じ、学習コンテンツを提供する。
社内では、経営陣の女性比率で世界全体では上位4分の1のポジションを、さらに米国ではエスニシティ・人種マイノリティ比率も上位4分の1のポジションを維持する。上位4分の1のポジション維持と、経営パフォーマンスに関する情報の透明性も高める。
また、DE&Iや支援が必要なコミュニティへの活動で、従業員の総ボランティア時間を80万時間確保。さらにDE&Iの社会研究も行い、従業員給付動向調査等の調査イニシアチブを通じ、知見を社会に提供していく。
【参照ページ】METLIFE ANNOUNCES 2030 DEI COMMITMENTS
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