食品世界大手米ペプシコは3月30日、バリューチェーン上のパートナー企業の再生可能エネルギー導入を加速するため、重電設備世界大手仏シュナイダーエレクトリックと協働すると発表した。
両社は、2022年末までに第一弾導入を実施予定。米国とメキシコを含むペプシコの主要15市場ではすでに、再生可能エネルギー移行を完了しており、2030年までに自社事業での100%再生可能エネルギー移行達成を目指す。
今回のパートナーシップは、同社のサステナビリティ戦略「pep+(pep Positive)」に準え、「pep+ REnew」と命名。2040年までにスコープ3まで含めたカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成目標の一環として実施する。
【参考】【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)
両社は、再生可能エネルギー移行の啓蒙とともに、中小企業サプライヤーを複数募り、一括で電力購入契約(PPA)を締結するオプションを提供。PPAの仕組みや電力購入の取引に関する理解を深め、単独でのエネルギー移行の困難な中小企業を後押しする。
シュナイダーエレクトリックはこれまで、北米、欧州、インド、オーストラリア、中南米でペプシコ等に対し、合計設備容量11GW以上の風力発電及び太陽光発電のPPAを助言。サプライヤーの再生可能エネルギー転換を支援してきた。
【参考】【国際】シュナイダーエレクトリックとBP、自治体・企業向けエネルギー脱炭素化支援で協働。米英欧豪(2021年11月30日)
【参考】【国際】シュナイダーエレクトリック、日本で脱炭素コンサル部門発足。製薬大手10社とも協働(2021年11月08日)
【参照ページ】PepsiCo and Schneider Electric Accelerate Adoption of Renewable Electricity Among Value Chain Partners
【参照ページ】PepsiCo and Schneider Electric Accelerate Adoption of Renewable Electricity Among Value Chain Partners
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら