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【ノルウェー】政府、北極圏のバレンツ海鉱区で新鉱区設定へ。環境NGO批判

 ノルウェー石油エネルギー省は3月16日、石油採掘の新たなライセンス付与案を発表し、パブリックコメントの募集を開始した。今回の付与案には、北極圏のバレンツ海鉱区の新規鉱区が対象地域に盛り込まれたことが大きな注目を集めている。

 今回の発表は、2003年に導入された割当地域事前発表制度(Award in Pre-defined Areas;APA)に基づく発表の2022年版。同制度は、大陸棚で最も地質学的に探査が有望な地域を発表することが狙い。パブリックコメントは、指定された機関のみが回答対象となり、考慮が漏れている重要情報を受け付けるもので、国会審議を受け、2020年夏から導入された。実際の申請は、パブリックコメントの募集を終え、2022年第3四半期締め切りでライセンスの募集を行い、2023年1月に付与先を発表する予定。

 今回の発表では、新たにバレンツ海鉱区で31の鉱区の付与を計画。過去の鉱区と隣接しており、フィージビリティが高いとみられている。

 一方、今回、北極圏での海底石油開発を拡大する方向をノルウェー政府が示したことに対し、環境NGOからは批判の声が上がっている。

【参照ページ】Facilitating further exploration

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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