消費財世界大手英ユニリーバは3月20日、IT世界大手独SAPと協働し、パーム油サプライチェーンのトレーサビリティと透明性を確保するブロックチェーン技術「グリーントークン」を実証導入すると発表した。
パーム油等では、認証済みのものと、そうでないものが混在することが多く、原産地情報の不透明性を高める原因となっている。同社はすでに、インドネシアでアブラヤシ果実18.8万tの調達にグリーントークンを実証利用し、成功済み。シンガポールのパーム油精製Golden Agri-Resources等、ユニリーバのサプライヤーは、グリーントークンを作成。原産地に関する情報を把握できるようにした。
ユニリーバは今回、パーム油の複雑なサプライチェーンをほぼリアルタイムで追跡、検証、報告が可能になったと説明。サプライチェーンの完全な可視化に向け、継続的にアクションを強化する。
【参照ページ】SAP, Unilever Pilot Blockchain Technology Supporting Deforestation-Free Palm Oil
【参照ページ】SAP and Unilever Pilot Blockchain Technology to Support Deforestation-Free Palm Oil
【画像】Unilever
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