電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)の責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)と、グローバル・バッテリー・アライアンス(GBA)は3月3日、コンゴ民主共和国のコバルト採掘労働に関する責任ある調達を支援する基本合意書を締結したと発表した。
今回締結した協定は、コバルト・アクション・パートナーシップ(GBA CAP)を発展させたもの。CAPは、コバルト採掘現場での児童労働、強制労働、紛争鉱物関与の防止、ジェンダー平等、労働条件改善、腐敗行為の撲滅等を目的としたマルチステークホルダー型のプラットフォーム。コンゴ民主共和国を含む主要な関係者と協議を進め、内容を固めた。
【参考】【コンゴ民主共和国】鉱山大臣、RMI等のコバルト・アクション・パートナーシップの運営委員に就任
同協定は、小規模採掘事業者で働く労働者に関し、コバルト調達への期待と同イニシアチブの役割、採掘現場での労働条件の改善とグローバルサプライチェーンへの受け入れを促進するためにRMIとGBAが担う役割が定義された。特に、コンゴ民主共和国が最も重要な国となることを確認。コンゴ民主共和国と業界のステークホルターとの対話を進めていくこと重点項目として掲げた。
RMIは近々、新しく発足するステークホルダー対話組織に加盟するための方法を発表する予定。
【参照ページ】Responsible Minerals Initiative Announces Next Steps on ASM Cobalt Sourcing
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