コーヒーチェーン世界大手米スターバックスのスターバックス財団は3月11日、地域コミュニティへのインパクト創出を目的とした助成プログラム「グローバル・コミュニティ・インパクト・グラント」を発表。3,000万米ドル(約35億円)を投じる。
同財団はこれまで、米国及びカナダのスターバックス従業員が推薦する、地域社会を強化する地域NGOに対し、助成金を拠出。2019年以降、3,500団体以上を支援している。その他にも世界中のコーヒー・紅茶・カカオ生産地域で女性100万人のエンパワーメント、災害対応と準備プログラムへの投資を行ってきた。今回の助成プログラムもその一環。
同財団は、アジア太平洋地域、欧州・中東・アフリカ地域、中南米・カリブ海地域でスターバックスのライセンス店舗展開するパートナー企業に対し、助成対象となるNGOを推薦するよう要請。40カ国以上からNGO80団体以上の推薦があった。またライセンス企業に対しては、同財団と共同出資を行う他、現物支給の寄付や従業員のボランティア活動の実施等を奨励した。
助成金は、若者のエンパワーメント、ダイバーシティ&インクルージョン、ソーシャルサービス、飢餓救済、経済機会、コーヒー・紅茶・カカオ生産地域支援等に活用。初回の助成は、4月に実施予定。
地域別では、中南米・カリブ海地域のアルシー財団が、若者の機会を支援し、飢餓撲滅に向けた助成金を追加提供。欧州・中東・アフリカ地域では、スペインのレストランチェーンAmRestが、事業展開地域でのパートナー支援に追加資金を提供する。アジア太平洋地域では、インドネシアでスターバックス運営を行うPT Sari Coffee Indonesiaが、同国従業員500人以上を動員し、体験型起業カリキュラムを若者1,000人以上に提供する。
【参照ページ】The Starbucks Foundation Launches Global Community Impact Grants Initiative, Investing $30 Million by 2030
【画像】Starbucks
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