Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【香港・シンガポール】ペルノ・リカール、低炭素・低廃棄型ガラス瓶へ転換開始。ecoSPIRITS

 飲料世界大手仏ペルノ・リカールとシンガポール低炭素・低廃棄輸送技術ecoSPIRITSは3月9日、香港及びシンガポールにおけるガラス瓶や二次包装等の製造・輸送での廃棄物と二酸化炭素排出量削減で協働すると発表した。世界中の全商品ブランドを対象としたのは、同社初。対象商品は、アブソルート・ウォッカ、ビーフィーター、ハバナ・クラブ・ラム等。

 今回のパートナーシップは、ペルノ・リカール、サステナブル・レストラン協会、Trash Collectiveの3者協働で2020年に発足したイニシアチブ「Bar World of Tomorrow」の活動の一環。香港では、飲食店サステナビリティ格付NGO英FOOD MADE GOODと協働し、バーテンダーの持続可能な事業運営を支援するワークショップを開催している。同様のアクションは今後、シンガポールでも開始予定。

 香港とシンガポールは、世界で最もバーやレストランが密集する都市。最近の研究によると、ガラス瓶のリサイクル率は、香港で15%以下、シンガポールで11%以下で、大きくは埋め立て廃棄されているという。

 今回両社は、ペルノ・リカールの蒸留酒商品で、従来型のガラス瓶に代わり、ecoSPIRITSが特許出願中の100%再利用可能なガラス容器「ecoTOTE」を採用。使用後のecoTOTEは、回収・充填所「ecoPLANT」へ返却され、ペルノ・リカールの基準で消毒し、再利用される。

 同プログラムには、香港及びシンガポールのバー80店舗以上が参画。両都市での二酸化炭素排出量は、従来型のガラス瓶比で平均66%削減できる見込み。

 ペルノ・リカールは、2030年サステナビリティ目標「Good Times from Good Place」を設定済み。サーキュラーエコノミー分野では、2025年までに包装・容器を全てリサイクル可能、再利用可能、堆肥化可能な素材またはバイオ素材への転換を進めている。

【参考】【フランス】ペルノ・リカール、包装・容器のリサイクル性を向上。バイオ素材への転換も (2021年2月17日

【参照ページ】Pernod Ricard partners with ecoSPIRITS to develop a more sustainable bar scene
【参照ページ】ecoSPIRITS Partners With Pernod Ricard as Transition to Circular Spirits Gains Global Momentum
【画像】ecoSPIRITS

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。