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【国際】Climate Pledge加盟企業が312社に増加。マースクやSAP等、日本企業も初加盟

 IT世界大手米アマゾンと国連気候変動枠組条約事務局のクリスティナ・フィゲレス前事務局長が創設したGlobal Optimismは3月14日、両者が発足した二酸化炭素ネット排出量を2040年までにゼロにする自主的誓約「Climate Pledge」へ新たに100社が加盟し、企業が312社になったと発表した。

【参考】【国際】Climate Pledge加盟企業が201社に増加。2040年カーボンニュートラル、IPCC報告に呼応 (2021年9月21日)
【参考】【国際】アマゾン、Climate Pledge加盟企業が105社まで増。2040年カーボンニュートラル(2021年4月25日)

 Climate Pledgeに加盟した企業は、「二酸化炭素排出量の定期的な測定と報告」「省エネ改善、再生可能エネルギー、原材料削減等の二酸化炭素排出量削減戦略等本質的なビジネス変革やイノベーションを通じ、パリ協定に沿った脱炭素戦略を実行」「それでも残る二酸化炭素排出量は、アディショナリティがあり、定量化可能、実があり、永続的で、社会に有益なカーボンオフセットを活用し、2040年までに二酸化炭素ネット排出量をゼロにする」の3つを約束する必要がある。

 今回新たに誓約したのは、マースク、SAP、ウェアハウザー、サンラン、HARMAN等100社。誓約企業は、29カ国51業界にわたり、従業員総数は800万人以上。世界全体での売上は3.5兆米ドル(約413兆円)以上で、気候変動対策に強い影響力を持つ。今回日本企業として初めて、石坂産業が加盟した。

 注目を集めたマースクとSAPは、Climate Pledge加盟前から独自に高い目標を設定。マースクは2040年、SAPは2030年までにスコープ3含むカーボンニュートラルを宣言していた。

【参考】【国際】マースク、スコープ3含む2040年カーボンニュートラル宣言。SBTiネットゼロ・スタンダード視野 (2022年1月15日)
【参考】【国際】SAP、スコープ3含む2030年カーボンニュートラル宣言。クラウド化加速へ (2022年1月22日)

 今回の加盟企業には、Climate Pledgeを加速する企業を支援するアマゾンのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「Climate Pledge Fund」から、総額20億米ドル(約2,360億円)の投資を受けた企業群も含まれる。具体的には、電気飛行機製造BETA Technologies、持続可能な燃料製造Infinium、機械学習による森林炭素貯蔵測定技術開発パチャマ等が該当。2040年カーボンニュートラル実現に向けた動きは、加速を続けている。

【参照ページ】The Climate Pledge Announces Nearly 100 New Signatories, Including Maersk, SAP, Weyerhaeuser, Sunrun, and HARMAN, Bringing the Total to More Than 300 Companies Committed Worldwide
【参照ページ】石坂産業が日本企業として初めて「気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)」に署名

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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