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【国際】シーメンスとNexii、EV充電スタンド設計コンセプト発表。納期、コスト、排出量を大幅削減

 重工業世界大手独シーメンス傘下のシーメンス・スマート・インフラストラクチャーは2月24日、カナダ建材スタートアップNexii Building Solutionsと協働し、二酸化炭素排出量が低く、モジュール式で拡張性あるEV充電スタンド設計コンセプト「VersiCharge XL」を発表した。

 VersiCharge XLは、Nexii Building Solutionsの素材を活用することで、機能性とサステナビリティを大幅に向上していくことが柱となっている。まず、Nexii Building Solutionsが開発したNexiteは、セメントやコンクリートを代替できる素材で、生産時の二酸化炭素排出量が大幅に削減できる。また、建設時の組立が容易なことから、建設からの排出量も大きく低減。また、同社は、サプライチェーンから生産までで、二酸化炭素排出量や生物多様性を徹底するコミットメントも掲げている。耐久性や耐震性も高く、災害にも強い。

 今回開発したVersiCharge XLは、すでに特許を取得済み。これまでEV充電スタンドに必要だった地下構造をなくし、全て地上だけの工事で完了できるため、コストと納期を大幅に短縮。既存の駐車場への影響も最小限に抑えられる。建設廃棄物も減らせる。

 充電では、屋内で通常使用される配電技術を活用。データセンターや産業施設、小規模オフィスビルの駐車場、ラストマイルの物流拠点、スタジアムの駐車場等、どこでも設置可能。すでに、米ジョージア州ピーチツリー・コーナーズの同社研究所で、わずか3日間で設置完了している。

【参照ページ】Siemens and Nexii unveil easy-to-deploy and sustainable electric vehicle charging concept
【画像】Siemens

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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