食品世界大手米カーギル、コーヒーチェーン世界大手米スターバックスのスターバックス財団、国際人権NGOケア・インターナショナルの3者は3月2日、コートジボワールのカカオ農家コミュニティの変革支援イニシアチブを発足したと発表した。
今回のイニシアチブは、カーギルのサプライチェーン上の農業組織10団体と連携し、村貯蓄貸付組合(VSLAs)を120団体設立することを目指す。活動内容は、ジェンダー平等、栄養、水と衛生(WASH)等。2023年9月までに参加農家2,500人(そのうち女性2,000人)の生活を直接的に改善し、間接的には地域コミュニティ1.5万人に影響を与えることを目標として掲げた。
同アクションは、ケア・インターナショナルのジェンダー平等と女性の経済的強化イニシアチブ「She Feeds the World」の一環。同NGOが有する複数の農家による定期積立型貯蓄・貸付スキーム「村貯蓄貸付組合(VSLAs)」開発の知見を基に展開する。
カーギルとケア・インターナショナルは、これまでも同分野で協働しており、2021年2月には、コートジボワールおよびガーナでの、カカオのサステナビリティとカカオ農家の生活水準向上に向けた支援をまとめた進捗レポートも公表している。
【参考】【コートジボワール・ガーナ】カーギルと国際人権NGOケア、カカオ農家支援の進捗報告。収益増や女性強化等(2021年2月23日)
【参照ページ】CARE, The Starbucks Foundation, and Cargill Announce Effort to Support Women’s Economic Empowerment in Côte d'Ivoire’s Cocoa Growing Communities
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