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【スペイン】テレフォニカ、電子機器トレーサビリティサービス開発。修理・フットプリント等

 スペイン通信大手テレフォニカのサイバーセキュリティサービス子会社テレフォニカ・テックとスペイン電子機器修理Éxxita Be Circularは2月17日、電子機器のサーキュラーエコノミー状況を可視化するデジタル製品「欧州グリーンパスポート」を開発したと発表した。

 両社の協働は、テレフォニカが展開するスタートアップ企業とのオープンイノベーションプログラムの一環。同アクションは、欧州委員会が2020年3月に発表したサーキュラーエコノミー・アクションプランと整合したもの。同政策では、企業に対し機器への環境認証表示を要請。特に電子機器・通信業界は、優先対応分野とされた。製品の起源、構成、修理・分解の可能性、使用済み製品の管理に関する情報を提供する電子製品パスポートの有用性は、欧州グリーンディールでも言及されてきた。

【参考】【EU】欧州委、サーキュラーエコノミー・アクションプラン発表。2021年までに各分野の法制化検討(2020年3月13日)

 今回両社が開発した欧州グリーンパスポートでは、機器自体と部品の状態、技術的特性、環境関連に関する情報を提供。情報には耐久性、修理性、サステナビリティ指標、エコ評価シール、機器の環境フットプリント等も含まれる。

 Éxxita Be Circularは、人工知能(AI)プラットフォーム「Aitana」を提供。修理可能性と回収可能性に関する予測モデルを構築し、リアルタイムでの各チケット管理を行う。テレフォニカ・テックは、同社開発のサービス「TrustOS」を通じ、ブロックチェーン技術により機器ごとに一意で検証可能な参照番号とQRコードを付与。パスポート上の関連情報の改竄を防ぐ。

【参照ページ】Telefónica Tech and Éxxita Be Circular create the European Green Passport for electronic equipment certified by blockchain
【画像】Telefónica

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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