エネルギー世界大手米シェブロンの石油ガス精製子会社シェブロンU.S.A.は2月24日、英炭素回収・利用(CCU)技術開発カーボン・クリーン・ソリューションズへの追加出資を行うと発表した。
同社は2020年、同社コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のシェブロン・テクノロジー・ベンチャーズを通じ、アーリー投資を実施。2021年には、炭素回収・利用・貯留(CCUS)、水素、カーボンオフセット、新興エネルギーでの低炭素ビジネスの機会を加速し、バイオ燃料を継続的に成長させるため、新会社シェブロン・ニュー・エナジーズも設立した。
炭素回収技術は、規模とコストが導入の障壁となっている。今回の投資では、カリフォルニア州サンホアキン・バレーのガスタービンで、カーボン・クリーン・ソリューションズのCCU技術の実証開発を進める。
また同社は同日、岩谷産業の米国子会社の岩谷コーポレーション・オブ・アメリカ(ICA)とともに、2026年までに米カリフォルニア州で水素ステーション30ヵ所を開発、建設することにも合意している。
シェブロンは、同社ブランドの小売店に設置される水素ステーションの建設資金を提供。まずは一般車両向けに水素供給を行い、将来的には大型車向けにも水素補給を行う。ICAは、水素ステーション運営、管理、水素供給・輸送サービスを担う。
【参照ページ】Chevron Announces Investment in Carbon Clean CO2 Capture Technology Business
【参照ページ】Chevron, Iwatani Announce Agreement to Build 30 Hydrogen Fueling Stations in California
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