化粧品・消費財大手等36団体は2月22日、化粧品の環境インパクト評価及びスコアリングシステム開発イニシアチブ「エコ・ビューティ・スコア・コンソーシアム」を発足したと発表した。2022年末を目途に一部製品カテゴリーの環境スコアリング手法を策定し、第三者機関による検証を行う予定。企業規模に関係なく、化粧品・消費財企業等の参画を呼びかけた。
参画したのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン・コンシューマー、LVMH、P&G、ロレアル、エスティローダー、ユニリーバ、コルゲート・パーモリーブ、ヘンケル、バイヤスドルフ、アモーレパシフィック、コティ、ナチュラ、PZカッソンズ、バボール、コスメビオ、康是美(コスメド)、シスレー、コスメティックバレー、ナオス、ネイトゥルー、JUSTインターナショナル、オリフラム、cosnova、Eugène Perma、IKW Beauty Care、Nafigate、Paragon Nordic、Puig、STANPA、国際香粧品香料協会(IFRA)、欧州倫理および代替銀行連盟(FEBEA)、コスメティックス・ヨーロッパ、フレグランス・クリエイター協会、NOHBA等36団体。日本企業では、花王と資生堂が加盟した。
同イニシアチブは、スイス環境コンサルティングQuantisと協働し、環境インパクト評価とスコアリングシステムを開発。消費者の持続可能な選択に向け、科学的根拠に基づく国際的に共通の手法で、透明性があり比較可能な環境インパクトの開示を進める。イニシアチブ運営では、キャップジェミニ・インベストメント及びメイヤー・ブラウン法律事務所も支援する。
ライフサイクルアセスメント(LCA)は、EU製品環境フットプリント科学的メソッドに基づき実施。製品単位での環境インパクト測定では、共通のツールを採用し、製品自体や包装・容器に使用する標準的な成分や原材料では、共通データベースを活用する。
スコアリングシステムは、参画企業が自主的に、化粧品の環境フットプリントを消費者に開示できるよう、メソドロジー、データベース、ツール、スコアリングシステム等について第三者機関の検証も行う。
【参照ページ】EcoBeautyScore Consortium is now live with 36 industry players
【参照ページ】EcoBeautyScore Consortium goes live with environmental impact assessment system for cosmetics
【画像】Unilever
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