ケーブルテレビ大手米コムキャストは2月9日、米宝飾品販売エンベラのリサイクル技術子会社エコー・エンバイロメンタル・ホールディングスと協働し、顧客の使用済み同軸ケーブルのリサイクルを行うと発表した。
同軸ケーブルは、鉄の内部導体、絶縁層、導電性シールドからなる多層構造コード。ポリマー27種で構成され、新製品に使用するには、ポリマーを分離する必要がある。従来のリサイクルでは、電線に含まれる金属が回収できても、絶縁体や被覆材は回収できず、埋立廃棄されることが課題となっていた。
エコー・エンバイロメンタルは2021年、有害化学物質の使用や焼却をせず、絶縁体と外被から高分子画分を生成し、原料として再利用する技術を開発。同社の第1号工場のリサイクル処理能力は月量454t。コムキャストの年間同軸ケーブル廃棄量の約70%に相当する。
【参照ページ】Comcast Partners with Echo Environmental on First-of-its-Kind Recycling Solution for Coaxial Cables
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