メキシコ飲料大手グルポ・モデロは1月10日、飲料を複数個束ねるプラスチック製の梱包リングの代替として、米段ボール包装大手ウェストロックが紙製梱包「CanCollar」を採用すると発表した。CanCollarの採用は今回が北米・中南米で初となる。
CanCollarへの切替えは、段階的に実施。まず、メキシコのキンタナ・ロー州に限定し、ビール商品「コロナ・エキストラ」「モンテホ」「モデロ・エスペシャル」の355ml缶6本セットに導入。第2弾では、2022年初頭には、紙製梱包の量産設備を導入。これによりメキシコ全域を対象とし、「コロナ・エキストラ」「モンテホ」「モデロ・エスペシャル」「バリリト」「ネグラモデロ」「ヴィクトリア」の355ml缶6本セットと、「ヴィクトリア」「モデロ・エスペシャル」「コロナ」の473ml缶4本セットにも導入する。
同社によると、CanCollarを採用することで、プラスチック製梱包リングを年間で1,200万個、重量で100t以上削減できる見込み。梱包リングはリサイクルが難しいことも課題となっていた。CanCollarは、ウェストロックが開発した素材だが、生産はメキシコ包装・容器製造グルポ・ゴンディが担当する。
【参照ページ】Grupo Modelo Partners With WestRock and Grupo Gondi in Transition to CanCollar® Eco Packaging, Eliminating Over 100 Tons¹ of Plastic Waste
【画像】WestRock
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら