スイス重電大手ABBは2月16日、地球を周回する人工衛星10機に搭載するマルチスペクトル画像システムの開発で、カナダ・データ分析EarthDaily Analytics(EDA)と契約を締結したと発表した。地球上の二酸化炭素増加状況の正確なモニタリングや、大規模排出源の特定、農作物の健康状態のモニタリング、森林火災発生の予測等への寄与が期待される。
人工衛星は、ABBのマルチスペクトル画像システムを活用することで、地球を一周する間に、広いスペクトルにわたって特定の光の周波数で、地球の陸地や海域の画像データを取得。EDAの人工知能(AI)で過去に記録された変化に基づく分析を行い、地球の生態系の状態、気候変動のインパクトと進行に関する情報等、実用的なインサイトを導出する。
ABBは、カナダ宇宙向けITソリューション開発Xiphos Systems及び、宇宙衛星スタートアップ米Loft Orbital等とも協働予定。
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【参照ページ】ABB、環境変化をほぼリアルタイムで検知する衛星画像処理技術を3,000万ドルで受注
【画像】ABB
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