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【アメリカ】ダウとレイノルズ、プラリサイクル技術ByFusionと協働。家庭廃プラから建材生産

 化学世界大手米ダウと、レイノルズ・グループ・ホールディングスの消費財製造子会社レイノルズ・コンシューマー・プロダクツは2月16日、プラスチックリサイクル・プログラム「Hefty EnergyBag」の一環で、米プラスチックリサイクル技術スタートアップByFusionとの協働を発表した。米アイダホ州ボイシの地域住民が回収したリサイクル困難なプラスチックを、地域コミュニティの建築資材として活用する実証プロジェクトを展開する。

 Hefty EnergyBagは、菓子包装や食品のプラスチック容器等、家庭からの廃棄プラスチックゴミを収集し、原料として活用する。地域小売店及びEコマースで、専用のオレンジバッグを販売し、リサイクル困難なプラスチックとして分別。リサイクルトラックが粗大ゴミと併せて回収。リサイクルセンター施設で仕分けされ、資源として活用する施設に配送される。同プログラムは2021年4月までの実績として、ネブラスカ州、アイダホ州、ジョージア州で、リサイクル困難なプラスチック1,600t以上を活用している。

【参考】【アメリカ】ダウ・ケミカル、プラスチックごみ回収プログラムの地域拡大。助成金提供(2017年7月25日)

 今回ByFusionと共同実施する実証プロジェクトでは、官民パートナーシップを通じ、アイダホ州エイダ郡ヒドゥンホロー埋立地から最大72tのリサイクル困難なプラスチックを回収。ByFusionの技術で、世界初のリサイクル困難な廃プラスチック由来建築用ブロック「ByBlock」へと転換する。

 同社の技術では、化学物質、添加物、充填物なく、廃棄プラスチックのみから建築資材を製造可能。分別、洗浄、前処理等も必要ない。ByBlockでは、ベンチやバスシェルター等、様々な構造物を生産できるという。2月15日には、アイダホ州ボイシのマニトゥー公園にByBlock製の大型ベンチを設置済み。今後数か月で、地域内のベンチやキオスク等に活用される。

【参照ページ】New Project in Greater Boise Turns Hard-to-Recycle Plastics into Community Infrastructure
【参照ページ】NEW PROJECT IN GREATER BOISE TURNS HARD-TO-RECYCLE PLASTICS INTO COMMUNITY INFRASTRUCTURE
【画像】ByFusion

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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