金融世界大手蘭INGとスペイン電力アクシオナの再生可能エネルギー発電子会社アクシオナ・エナジーは2月15日、アクシオナのサプライヤー向けに、サステナビリティ・リンク・ローン型のコミットメントライン融資(リボルビング・クレジット・ファシリティ)を行うと発表した。融資枠は5,000万ユーロ(約65億円)。サプライヤー特化型の持続可能な融資プログラム提供は、アクシオナ初。
リンク・ローンとして設定するSPTは、独立評価機関によるESG評価。サプライヤーに対し、年次で評価を見直し、最も高い評価を得た企業は融資条件を優遇する。非金融機関の事業会社がサプライヤーにリンク・ローンを提供するのは珍しい。
同プログラムは、二段階で対象を拡大。今回はまず、太陽光発電や風力発電プロジェクトに携わっているサプライヤーを対象に設定する。第二段階では、その他のサプライヤーにも拡大していく。
アクシオナは2月1日、インデックス開発世界大手米S&PグローバルのESG評価「Corporate Sustainability Assessment(CSA)」でゴールドを獲得。今回のプログラムでは、サプライヤーへのサステナビリティ改善を促し、資本コストの削減とキャッシュフロー改善を実現する。
同社は、今後も継続してESGシンジケート・ローンやグリーンボンド等で資金調達を行う意向を示した。
【参照ページ】ACCIONA Energía launches its first sustainable financing line for suppliers
【画像】ACCIONA
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