自動車世界大手米GMは2月14日、電気自動車(EV)や持続可能な技術への移行における格差是正に向け、同社のクライメート・エクイティ基金への拠出額を倍増させると発表。NGOに対し総額5,000万米ドル(約58億円)の寄付を行う。ジャストトランジション(公正な移行)施策となる。
同社2021年1月、2040年までにスコープ1、スコープ2、スコープ3カテゴリ11販売した製品の使用でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標に設定。2025年までに電気自動車(EV)30車種以上を世界中で導入し、2035年までに新型小型車の排ガスを100%ゼロを目指している。加えて電気自動車(EV)、自動運転、研究、技術、製造、EV充電インフラ等に350億米ドル(約4兆円)の投資を行うコミットメントを掲げており、今回のアクションもそれらの一環。
同基金は、2021年6月に発足。カーボンニュートラル実現に向け、「クリーンエネルギー関連雇用」「持続可能な交通手段」「地域コミュニティの気候アクション」の3分野で、米NGO21団体を支援してきた。
今回の追加寄付では、具体的には、Valley Clean Air Now、The Greening of Detroit、EVHybridNoire、Clean Fuels Ohio、Forth Mobility Fund、GRID Alternatives、Detroiters Working for Environmental Justice、WE ACT for Environmental Justiceに寄付を実施。クリーンエネルギー関連の雇用の創出や、EVやEVインフラ等へのアクセスの増加、地域コミュニティでの気候変動緩和、適応、レジリエンス向上を進めるプログラムが対象となっている。
【参照ページ】Building on Commitment to Equitable Climate Action, General Motors Announces Doubling of its Climate Equity Fund
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