飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は2月11日、米燃料電池自動車(FCV)ニコラと、EV世界大手中国BYD(比亜迪汽車工業)と協働し、糖質ゼロ・ビール「Bud Light NEXT」の配送で、二酸化炭素排出量をゼロにすると発表した。
ABインベブは、2025年までに米国バリューチェーン全体での二酸化炭素排出量25%削減を目標としており、今回のアクションもその一環。米カリフォルニア州大気資源局(CARB)とCALSTARTのパートナーシップ、同州の「ハイブリッド&ゼロエミッション・トラック&バス・バウチャー・インセンティブ・プロジェクト(HVIP)」を通じ、車両拡大を実現した。
米カリフォルニア州ヴァンナイズのABインベブの醸造所から配送施設までの配送では、ニコラの燃料電池自動車(FCV)トラック「Nikola Tre」を活用。配送施設からロサンゼルスのバーや小売店への配送では、BYDの電気自動車(EV)トラクター「8TT」を活用する。
ABインベブとニコラは2018年、長距離専用車両の排出量ゼロ化に向け、ニコラとのパートナーシップを締結。2月には、南カリフォルニアにおける3ヵ月間のFCEV2台の実証運用も開始した。
また同社は、配送施設で稼働中のBYDのEVトラックを25台に加え、さらに同EVトラックを20台追加導入する。既存の25台のうち21台は、二酸化炭素排出量削減を進めるカリフォルニア州気候投資プログラムの一環で2020年に整備されたもの。
【参照ページ】More Game Day Cheers, Less Emissions: Anheuser-Busch Delivers New Era of Beer with Innovative Zero-Emission Fleet
【参照ページ】MORE GAME DAY CHEERS, LESS EMISSIONS: ANHEUSER-BUSCH DELIVERS NEW ERA OF BEER WITH INNOVATIVE ZERO-EMISSION FLEET
【画像】Nikola
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