Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【ヨーロッパ】2035年にEV走行台数1.3億台へ。充電インフラ整備が急務。欧州電気事業連合会

 欧州電気事業連合会(Eurelectric)は2月8日、欧州の送配電網に関する課題と対策をまとめた報告書を発表した。今後、電気自動車(EV)が大幅に普及する中で、送配電網の整備が急務とした。

 同レポートは、農村住宅地域、都市住宅地域、オフィス地域、車両ハブ、宿泊ハブ、高速道路の6つのセグメントでの多様な充電ニーズを分析。電力負荷への影響を検証した。分析ではEYが協力した。

 その結果、EU27カ国とノルウェー、スイス、英国を加えた欧州全域におけるEV走行台数は、現在の330万台から2035年までに1億3,000万台に増加すると予測。それに伴い充電スタンドの数も、現在の約37万ヶ所から6500万ヶ所にまで増やす必要があると試算した。

 それに向けた課題として、送配電網の整備を指摘。現状のままでは、都市部でEV普及率が50%に達すると、統制されていない充電により電圧が乱れ、電力供給の質に影響を及ぼす可能性があるという。そのため、将来に向け事前の計画策定と調整が必要になってくる。

 解決策としては、送配電網のデジタル化によるグリッド全体の予測と最適化、スマートメーターを設置した容量管理、充電インフラへの蓄電設備併設を提案した。またボトルネックを解消するため、最大36カ月に及ぶ当局の許認可の遅れ、資金不足、充電施設用の土地確保がカギと見立てた。

【参照ページ】The electricity grid can support +100 million EVs, new study reveals
【参照ページ】Can utilities turn EVs into a grid asset?

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。