Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【スペイン】イベルドローラ、鉄道でのグリーン水素活用で協働。電化困難区間の水素転換

 スペイン電力大手イベルドローラとスペイン鉄道車両製造CAFは2月2日、鉄道旅客輸送におけるグリーン水素活用促進でパートナーシップを締結すると発表した。車両や水素供給インフラ、グリーン水素製造プラント、再生可能エネルギー発電インフラ等の開発・実装で協働する。

 両社は、電化が困難な鉄道路線区間があり、化石燃料を動力源とする列車が活用されていることを課題視。スペイン国内の地元企業の技術開発や生産能力拡大を支援し、水素バリューチェーンを発展させることで、カテナリ式電線の整備や大規模な改修を行うことなく、グリーン水素活用への転換を目指す。

 4月には、EUのプロジェクト「Fuel Cell Hybrid PowerPack for Rail Applications(FCH2RAIL)」の一環として、CAFのスペイン・サラゴサ工場で開発した新型車両の実証を開始予定。同車両は、スペイン国営鉄道レンフェの通勤車両Civiaをベースに、水素燃料電池とバッテリーを搭載。既存の車両牽引システムと統合した初の鉄道実証車両を設計、製造を行う。イベルドローラは、バルセロナ工場で製造したグリーン水素供給の役割を担う。

 イベルドローラはすでに、同国でグリーン水素製造工場を2ヵ所稼働。今回の実証で活用するバルセロナ工場は、2022年初頭に稼働開始したもの。1月からは、バルセロナ交通局(TMB)のバスへのグリーン水素供給も行っており、スペイン初の商用の再生可能な水素プラントとなっている。

【参照ページ】Green hydrogen train will become a reality thanks to Iberdrola and CAF
【画像】Iberdrola

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。