世界経済フォーラム(WEF)主導の都市脱炭素化イニシアチブ「ネットゼロ・カーボン・シティ」は1月28日、不動産でのカーボンニュートラルを実現するガイダンス「建築価値フレームワーク」を開発したと発表した。
同フレームワークは、ビルオーナー、運用会社、不動産デベロッパー、投資家等の主要ステークホルダーの包括的なアプローチでの脱炭素化を支援。グリーンビルディングへの投資の財務的・非財務的な価値に関する説明と、実用的なチェックリストも策定した。
同フレームワークの検討では、アクセンチュア、シュナイダーエレクトリック、JLL、HSBC、ING、ブルックフィールド・アセット・マネジメント、ブラックストーン、モットマクドナルド、マサチューセッツ工科大学(MIT)、世界資源研究所(WRI)、世界グリーンビルディング協会、スウェーデン・ストックホルム市、南アフリカ・ケープ・タウン市、ブラジル・サンパウロ州等が協働した。
ビル建設と運用での二酸化炭素排出量は、世界の同排出量の38%を占める。世界グリーンビルディング協会は、都市の建築の持続可能性の促進には、膨大な需要と可能性があると分析。2030年までにグリーンビルディングは24.7兆米ドル(約2,845兆円)の投資機会になると見込んでいる。
【参照ページ】Accelerating the Decarbonization of Buildings: The Net-Zero Carbon Cities Building Value Framework
【参照ページ】Schneider Electric Supports the World Economic Forum in Launching a Framework to Accelerate Investment in Building Decarbonization
【画像】The Net-Zero Carbon Cities
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