蘭金融大手ABNアムロは1月28日、中小企業のESGパフォーマンスと信用リスクへの影響の分析結果を発表。中小企業によるサステナビリティへの投資は、信用力とレジリエンスを高めると結論付けた。
同研究は、ベルギーのヴェリック・ビジネススクールと同大学から委託を受けたABNアムロで共同実施。同大学サステナブルファイナンス・センターのデイビッド・ヴェレダス 教授とディミトリオス・コロカス博士研究員は、中小企業350社の信用リスクに対するESGパフォーマンスへの影響を分析した。
同研究では、中小企業のウェブサイトやサステナビリティレポートから情報を取得し、ESGアクションを評価。サステナビリティへの投資は、中小企業の信用力を高めることが明らかになった。具体的には、ESGパフォーマンスが平均11%上昇すると、信用リスクは3.5%減少するという。
一方、レジリエンスの低い中小企業は、ステークホルダーとの長期的な関係構築による資金調達機会の増加等のメリットを享受できないと指摘。ESGアクションを通じ、資金調達を可能にすることで、信用リスクの低減に繋げることができると語った。
【参照ページ】SMEs that invest in sustainability are more resilient, research shows
【画像】ABN AMRO
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