金融情報世界大手ブルームバーグは1月26日、「男女平等指数(GEI)」の2022年版構成銘柄を発表した。ブルームバーグは、2016年から金融機関世界大手を対象とした男女平等指数「ブルームバーグ金融サービス企業男女平等指数(BFGEI)」の発表を開始し、2018年からは全業界対象とする「ブルームバーグ男女平等指数(GEI)」を発表している。同指数は、自主応募で参加を表明した企業のうち、ジェンダー観点で一定基準を満たす企業が構成銘柄となる。
構成銘柄は、2021年の44ヵ国380社から今回45ヵ国418社に増加した。
選ばれた金融機関は、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、HSBC、BNPパリバ、UBS、クレディ・スイス、UBS、ウニクレディト、ING、イタウ・ウニバンコ、DBS、バークレイズ、アクサ、アリアンツ、メットライフ、スイス再保険、チューリヒ保険、中国人寿保険(台湾)、ブラックロック、ステート・ストリート、シュローダー、VISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、S&Pグローバル、ムーディーズ、モーニングスター、ナスダック、シンガポール証券取引所等。
事業会社では、A.P. モラー・マースク、アングロ・アメリカン、アストラゼネカ、バイオジェン、ブラスケム、シティ・デベロップメンツ、コカ・コーラ・カンパニー、コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)、コカ・コーラFEMSA、コルゲート・パーモリーブ、クロロックス、ダノン、ダウ、ドイツテレコム、ディアジオ、キャンペル・スープ、シングテル、エネル、エナガス、エンジー、Eni、フォード、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、イベルドローラ、インテル、ケリング、レノボ、リンデ、メルク、ネスレ、エスティーローダー、GAP、NIKE、ノキア、ノバルティス、エヌビディア、ペイパル、レプソル、ロレアル、シュナイダーエレクトリック、P&G、クラフト・ハインツ、Uber、ユニリーバ、ウィプロ、WPP等。
日本企業では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH)、野村ホールディングス、新生銀行、大王製紙、ユニ・チャーム、大和ハウス工業、積水ハウス、住友林業、花王の11社。
GEIの評価対象は、ブルーマークのESGデータベース「ブルームバーグESG」に掲載されている企業のうち時価総額10億米ドル以上かつ3ヶ月平均の日次出来高が5万米ドル以上等の基準でスクリーニングされる。評価観点は、ブルームバーグが、Women’s World Banking、Catalyst、Working Mother Media等の専門NGOと協働で作成した社会調査票を基に企業が自主的に回答を行い、その回答をもとにブルームバーグが採点する。
調査では、情報開示状況と開示内容の双方で評価され、男女の賃金平等といった社内視点だけでなく、顧客企業での男女平等考慮、男女平等に向けた社会や教育でのアクション等の社外視点も含まれる。
【参照ページ】Bloomberg’s 2022 Gender-Equality Index Shows Companies Increasingly Committed to Reporting ESG Data
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