国際環境NGOグリーンピースの東アジア支部グリーンピース・イースト・アジアは1月6日、中国Eコマース大手7社の気候変動対策ランキング2021年版を発表した。グリーンピースの気候変動キャンペーンは、米国のIT大手を動かしてきた歴史もあり、注目が集まる。
今回対象となった7社は、アリババ集団、JD.com(京東商城)、Pinduoduo(拼多多)、Vipshop(唯品会)、Suning.com(蘇寧易購)、NetEase(網易)、Xiaomi(小米集団)。評価項目は、コミットメントが30%、アクションが35%、情報開示が20%、サービスプラットフォームでのマネジメントが15%。
今回の首位は、アリババ集団。同社は2021年12月、中国IT大手初のカーボンニュートラル目標発表している。但し、今回のスコアは100点満点で65点。スコープ3での目標が、原単位排出量を50%減に留まっている点や、Eコマースでの販売企業や商品での目標を設定していないことで点数が伸び悩んだ。同社が提唱しているスコープ3+についても、まだ明確な道筋はないと評価を先送りした。
【参考】【中国】アリババ、中国IT大手初のカーボンニュートラル目標発表。スコープ3+も提唱(2021年12月26日)
2位のJD.comも、61点を獲得。子会社JD Logistics(京東物流)の気候変動コミットメントとアクションが評価されたが、JD.com自身の評価は低かった。3位以下のスコアは非常に悪かった。
【参照ページ】JD.com falls behind Alibaba in Greenpeace’s China e-commerce ranking, while Pinduoduo sits in last place
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