金融世界大手米モルガン・スタンレーのインクルージョン研究所(IFI)は12月20日、社会的弱者の教育支援コンソーシアム「教育とキャリアにおける公平性のためのコンソーシアム」を発足。外部パートナー団体と連携し、プロジェクトを展開すると発表した。
同社は2020年にIFIを設立。今回、2,000万米ドル(約23億円)の資金を投じ、低所得層から中所得層の高校生や大学生の教育を支援する。多くの支援者の家族にとって、初めての大学入学を実現する。
提携先の団体は、A Better Chance(ABC)、America Needs You(ANY)、Braven、ヒスパニック・フェデレーション、アイメンター、SEOの6つのNGO。教育へのアクセスと社会的流動性の向上を促進し、コミュニティに意味のある影響を与える活動をしている団体にを選定したという。
同コンソーシアムは、認識、アクセス、進歩の3つの焦点を当てる。具体的には、地域社会では目に見えないキャリアパスや機会を学生に紹介すること、トレーニング、メンターシップ、コーチングを通じて学生のスキルやネットワークを広げること、学生の教育やキャリアの長期的形成を通じてサポートシステムを構築することの3つ。
同社は、他にも、歴史的黒人大学3校への全額負担の奨学金提供プログラム「Morgan Stanley HBCU Scholars Program」や、英国での奨学金プログラム「Morgan Stanley Future Generation Scholars Program」も展開している。
【参照ページ】Morgan Stanley Launches Initiative to Advance Equity in Education and Career Outcomes for Underrepresented Groups
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