韓国環境部は12月23日、プラスチック削減政策を発表。プラスチックのリサイクル率を引き上げるとともに、使い捨てレジ袋の配布禁止も掲げた。韓国政府が宣言した2050年カーボンニュートラル政策の一環。
今回の発表では、まず短期的には、プラスチックのリサイクル率を現在の54%から70%にまで高め、2025年までにプラスチック廃棄物を20%削減。長期的には2050年までに石油由来プラスチックをすべてバイオプラスチックに転換する。
プラスチック生産量の削減では、容器メーカーに対し、プラスチック容器の生産量割当制度を模索。同時にプラスチックからガラス瓶への転換を容器メーカーに要請していく。これにより、2025年までに全ての容器に占めるプラスチックの割合を現在の47%から38%へと引き下げる。
韓国では、2020年4月に使い捨て製品使用制限法が、11月24日から小売や外食の大手企業を対象に、使い捨てプラスチック製カップ、プラスチック製ストロー、プラスチック製マドラー、レジ袋の配布が禁止された。一旦、新型コロナウイルス・パンデミックにより暫定的に使い捨てプラスチック製カップの配布が認められたが、4月1日から再び禁止に戻す。さらに今回発表の政策では、禁止の対象を2030年までに全企業に広げる考え。食品のプラスチック容器・包装では、厚さ規制も検討する。
さらに同部は、12月31日には改正資源循環促進法施行規則も公布。パンデミックにより使用が増えたプラスチック製や紙製の使い捨て品を削減させることを打ち出した。2022年11月24日から施行される。
韓国では2020年12月25日から、一部の集合住宅を対象に先行導入していたペットボトル分別回収の義務化を、2021年12月25日からは全ての集合住宅と戸建住宅に拡大もしている。
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【参照ページ】단독주택에서도 투명페트병 별도 분리배출 본격 시행
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