金融情報世界大手米ムーディーズは12月3日、KYCツール大手PassFortの買収と、同じく大手360kompanyの買収契約締結を発表した。KYC、アンチマネーロンダリング、コンプライアンス、カウンターパーティ・リスクに関する事業を強化した。
PassFortは、SaaS型ワークフロープラットフォームで、本人確認、顧客オンボーディング、リスク分析を行う英国企業。同社のソフトウェアは、25以上のサードパーティ・プロバイダーからデータを取得し、顧客やサプライヤーのデューデリジェンス文書の収集、検証、安全な保管を自動化している。
360kompanyは、監査証明付きの企業検証およびKYCのプラットフォームを提供しているオーストリア企業。200以上の法域で、1億1,500万社以上の一次情報を管理している。
ムーディーズは、両社をムーディーズ・アナリティクスのKYC事業に統合。同社の情報データサービス「Orbis」上で展開してく。
【参照ページ】Moody’s Acquires PassFort and Agrees to Acquire kompany, Expanding KYC and Compliance Capabilities
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