世界経済フォーラム(WEF)は12月13日、経済成長と社会的公平性の双方を加速できる都市モビリティの在り方について研究した結果を発表した。
今回の調査では、デジタル空間で4,000万回以上のシミュレーションを実施。都市のインクルージョンとウェルビーイングを向上させる40以上の潜在的なモビリティソリューションを特定した。その上で、北京、ベルリン、シカゴの3つの主要都市と交通システムを対象とし、妥当な改善策を探った。
今回の研究では、ボストンコンサルティンググループ(BCG)とサンクトガーレン大学が協力し、分析フレームワークとして、まず供給側に着目した「既存の選択肢の向上」「新たな選択肢の導入」「パフォーマンスと信頼性の向上」の3つ、及び需要側に着目した「サービス利用価格低減」「短期的な需要マッチング」「長期的な都市計画」の3つを用意。現状の課題に適した潜在的ソリューションを当てはめた上で、さらに導入するための障壁を特定、それへの処方箋まで示した。
世界経済フォーラムは、今回の研究結果を踏まえ、各都市に対し、分析フレームワークを提示し、今後の検討を例示した。
【参照ページ】World Economic Forum study shows how cities can save on commuting time, double job access
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