世界経済フォーラムは12月7日、人事実務家向けの「人的資源のための人間中心AI」ツールキットを発表した。HRテックの導入が進む中、機械学習型のAIがデータプライバシーや差別を引き起こす問題も指摘されており、HRテックを導入する際の留意点をまとめた。
同ツールは、HRテックを使用する際の責任に関する主要なトピックとステップを網羅したガイド、さらに、戦略計画とツール採用の2つの観点でのチェックリストで構成している。また、同時に、同プロジェクトと実証プログラムの経験から得られた知見を整理したホワイトペーパーも発行された。
今回の一連のツールキットは、人事、データサイエンス、雇用法、倫理の分野の専門家50人以上で構成した委員会を組成。さらに、フォーカスグループ、ワークショップ、実証プログラムを通じて、企業、政府、NGO等の300人以上の人事実務家によってレビューを受けた。
今回のプロジェクトは、世界経済フォーラムのフェローであるマギル大学のマティッサ・ホリスター教授が中心。他に、ベーカー・マッケンジーと、ニュー・アメリカ、トルコ金属産業雇用者協会(MESS)、トルコ産業技術省が設立した世界経済フォーラムの関連センター「トルコ第4次産業革命センター」と共同で実施したもの。
【参照ページ】Artificial Intelligence for Human Resources Toolkit Helps Organizations Overcome Implementation Challenges
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