国連責任投資原則(PRI)は12月8日、気候変動シナリオ策定プログラム「Inevitable Policy Response(IPR)」のデータベース「Inevitable Policy Response Investor Value Drivers Database」をリリースした。これにより、IPRのプロジェクトで収集されてきたデータが使いやすくなった。
【参考】【国際】PRIの気候変動シナリオ策定IPR、新たに「必要政策シナリオ(RPS)」公表(2021年10月28日)
IPRでは、現在、1.5℃を実現するためのシナリオ「必要政策シナリオ(RPS)」と、2025年までに気候変動政策が大幅に加速した場合の「予測政策シナリオ(FPS)」の2つを用意している。今回ではシナリオ作成に活用された50万件以上データがデータベースとして開示された。PRIの気候予測コンソーシアムが管理している。
IPRは、2025年に向けて政策対応が加速し、その対応はますます強引、急激、無秩序なものになり、機関投資家にリスクとチャンスの両方をもたらすと予測している。今回の公開により、アセットオーナー、運用会社、サービスプロバイダーが、IPRが予測する最新の政策シナリオの基礎となる短期および長期のデータを自社の評価モデルに直接組み込むことができ、グリーンファイナンスが促進されることを期待している。
【参照ページ】IPR Investor Value Drivers Launch - Market leading guidance for investor climate transition & risk strategies
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