医療機器世界大手蘭フィリップスは12月8日、中国・電器製造の浙江海順電工が、同社サプライチェーン上のサステナビリティ改善プログラム「サプライヤー・サステナビリティ・パフォーマンス(SSP)」に参画し、電気使用量を年間35万kWh、水消費量を9,000t削減し、廃水の質を10倍改善できる見込みと発表した。
浙江海順電工は、電気シェーバーやバリカン等のアクセサリーを供給するフィリップスの主要サプライヤー。2020年にSSPに参画し、サステナビリティ課題120以上を特定。フィリップスと協働し、消灯、節水型蛇口の設置、高効率の空気圧縮機の設置、廃水処理プロセスの改善等を進めてきた。
SSPでは、監査アプローチでは、サプライヤーが監査疲れを起こすことを課題視。サプライヤーとの密接な連携を通じ、改善すべきサステナビリティ領域を特定し、解決に向けて協働する。サプライヤーは、明確な目標のもとアクションプランを策定。透明性ある報告が求められ、評価される。
同アクションは、2025年までにサプライヤーの二酸化炭素排出量を50%削減するフィリップスの目標の一環。自社事業からの同排出量は、2025年までに75%、2040年までに90%削減を目指す。医療機器のサーキュラーエコノミー化、全新製品へのエコデザイン原則の適用、再生可能エネルギー調達等を進める。
【参照ページ】Philips sustainability program puts collaboration ahead of auditing to reduce supply chain CO2 emissions
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