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【日本】BYD、京都観光地路線へEVバス実証導入。全車両EV転換、関西電力と京阪バス協働

 EV世界大手中国BYD(比亜迪汽車工業)の日本法人ビーワイディージャパンは12月24日、小型電気バス「J6」の5年間の実証導入に向け、関西電力および京阪バスと協定を締結したと発表した。京阪バスは今回、日本のバス会社として初めてバス一路線の全車両をEV化する。

 実証の第1段階では、京都駅から京阪電車七条駅、梅小路・ホテルエミオン京都間を循環する路線バスの全車両4台をEV化。今後は、実証結果を基に他路線でも順次EVバス導入と自動運転の実装を進める。

 今回導入のJ6は、最大29人が乗車でき、3時間の急速充電で約145km走行可能。災害時には、EVバスの蓄電池を、電力源として活用できる。

 BYDは今回、EVバス車両の提供に加え、最適な運行や充放電の検証に必要な走行実績データを提供。関西電力は同データを基に、エネルギーマネジメントの実証を行い、EVバス導入拡大に向けた検討を進める。

 BYDは2020年、J6の販売を開始。2021年からは、量産型大型電気(EV)バス「K8(ケーエイト)」の販売も開始する等、日本市場の開拓を進めている。K8では、北海道北広島市で北海道日本ハムファイターズのボールパーク「Fビレッジ」の建設を担う「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」(FSE)が、戦略的パートナーシップ契約も締結した。

 BYDは、欧州市場では、ノルウェー自動車販売RSAとの間で8月、BYDのミドルサイズSUV型EV「唐(タン)」の発売を100台で開始。欧州市場に参入している。ノルウェーで2021年末までに1,500台を販売する計画を打ち出し、現地価格は59万9,999ノルウェークローネ(約730万円)。航続距離は、WLTPシティで528km、WLTPコンバインドが400km。

【参考】【日本】BYD、EV路線バス車両で2021年に日本市場参入。現代自動車も2022年からEVとFCVで再参入(2020年12月21日)

【参照ページ】BYD J6 SUCCESSFULLY RUNS ON JAPAN’S FIRST ALL-ELECTRIC PUBLIC TRANSIT LOOP LINE
【参照ページ】電気バスの導入拡大に向けた協定の締結について
【画像】BYD

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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