サステナビリティ報告国際ガイドライン策定GRIとEUの金融報告フレームワーク検討機関European Financial Reporting Advisory Group(EFRAG)は12月1日、生物多様性に関する企業報告のテクニカル技術策定で協働すると発表した。EFRAGは2022年6月中旬に欧州委員会にテクニカル基準案を提出し、GRIは2022年後半に生物多様性に関するGRIスタンダード(GRI304)」の改訂発表を予定している。
今回の発表の協働では、各々が進める基準策定で連携するため、互いの技術専門家グループに参加し、情報共有、作業計画調整、スケジュール調整等を行う。
GRIは、社会・環境マテリアリティを重視した報告スタンダードを策定してきており、EUの「ダブル・マテリアリティ」の考え方を支持。またEFRAGも、EU企業サステナビリティ報告指令(CSRD)に基づき、ダブルマテリアリティを意識した基準策定を予定しており、今回双方の考えが一致した。
GRIの基準策定機関GSSBは、生物多様性に関する基準策定で18人の技術委員会委員を任命。企業からは、DSM、コノコフィリップス、ロクシタン、リオ・ティントの4社が参加。他には、世界銀行、PBAF、世界自然保護基金(WWF)、国際自然保護連合(IUCN)、バードライフ・インターナショナル、マリン・ウォッチ・インターナショナル、ニュージーランドのウェリントン市自然保護局、CDP、レインフォレスト・アライアンス(RAB)、国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)、Union for Ethical Biotrade(UEBT)、グローバル・バランス、ランカスター大学、デロイト。
【参照ページ】EFRAG and GRI to co-construct biodiversity standard
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