金融世界大手米ゴールドマン・サックスは12月16日、同社グループの気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の2021年版レポートを発表。その中で、包括的な戦略フレームワーク「Accelerating Transition」を示した。
同社は3月、2050年までに投融資カーボンフットプリントをカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)化することを宣言し、Net-Zero Banking Alliance(NZBA)にも加盟済み。
さらに今回発表したフレームワークでは、2030年の中間目標を設定した。石油・ガスセクターでは、2030年のMJ当たり原単位カーボンフットプリントを2019年の72gから、56gから60gのレンジに削減。削減率は17%から22%とした。
電力セクターでは、2030年のMWh当たり原単位カーボンフットプリントを2019年の417gから、147gから219gのレンジに削減。削減率は48%から65%とした。
自動車セクターでは、2030年のkm当たり原単位カーボンフットプリントを2019年の152gから、70gから77gのレンジに削減。削減率は49%から54%とした。
同社グループは今後、掲げた目標を達成するための投融資先へのエンゲージメントを強化していく。
【参照ページ】Goldman Sachs Publishes Decarbonization Targets in 2021 TCFD Report
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