米ミズーリ州の農業協同組合Land O'Lakesは、2021年2月に開始したリジェネラティブ農業への参画で、傘下農家に合計400万米ドル(約4.4億円)以上の現金が支払われたことを明らかにした。米国ではリジェネラティブ農業クレジットによるオフセットも活発化してきている。
Land O'Lakesは、農家の環境サステナビリティ向上と収益向上の双方を実現するため、2016年にカーボンクレジット創出に関する事業部門「Truterra」を創設。2021年2月からリジェネラティブ農業普及活動を開始し、初年度には、合計20万tの二酸化炭素を吸収できた。
参画事業者には、まず、1エーカー当たり最大2米ドルの一時金が支給される。Truterraは、各農家のクレジット創出に必要なデータ作成を支援。農業専門家によるリジェネラティブ農業実践アドバイスも受けられる。将来的には2023年から2024年の収穫期にクレジット創出できるようにする。
2022年には、過去5年間の土壌での炭素貯留を実践してきた2021年からの既存事業者向けのプログラムを継続するとともに、新たに経験の浅い農家を対象としたプログラムも新設する。
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