欧州委員会は12月15日、EU各加盟国の「復興・レジリエンス計画」の進捗状況を可視化したプラットフォーム「復興・レジリエンス・スコアボード」をリリースした。EU市民向けに、各加盟国の成績を可視化した。
EUでは、新型コロナウイルス・パンデミックからの復興と、将来へのレジリエンスのための大型予算制度「NextGenerationEU」を用意し、サステナブルボンド(ESG債)で資金調達をしつつ、復興・レジリエンス計画を策定した加盟国に資金を融資または補助する「復興・レジリエンス・ファシリティ(RRF)」制度を運用している。
【参考】【EU】欧州委、NextGenerationEUでグリーンボンド・フレームワーク公表。EU基準に「できる限り」準拠(2021年9月9日)
今回発表のスコアカードは、各加盟国が提出し、欧州委員会が評価したマイルストーンや目標の達成状況を。14の共通報告指標に基づき見える化したもの。12月2日に制定されたRRF委託法令で定義された6つのRRF政策分野毎の支出額や、社会的支出等で欧州委員会自身が作成したデータも含まれている。
各加盟国は2月28日と8月31日に年2回報告を行うことが義務付けられており、その後、4月と10月に欧州委員会がデータを更新する。共通指標に関する包括的な報告の第1段は2022年2月を予定。
【参照ページ】NextGenerationEU: European Commission launches Recovery and Resilience Scoreboard
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