金融安定理事会(FSB)は11月30日、金融当局が、グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)の破綻処理に関するグッド・プラクティスをまとめた報告書を発表した。破綻後の解決ではなく、破綻をさせない準備に力点が置かれている。
【参考】【国際】FSB、2021年G-SIB発表。メガバンク3行含め指定銀行は前年から変化なし(2021年11月28日)
FSBは、リーマン・ショック後の2011年、「金融機関の実効的な破綻処理の枠組みの主要な特性」を発出し、各国の金融当局が、金融システム全体のリスクに対策をするための「危機管理グループ(CMG)」の設置を推進してきた。今回、10年間の知見を後世につなげるために報告書としてまとめられた。
同報告書では、CMGの構造・運営、解決方針、戦略、解決可能性の評価、金融機関の破綻処理能力を高めるための制度設計、危機管理でのホスト国間の連携体制の強化について重要な観点を盛り込んだ。
【参照ページ】FSB publishes report on good practices for Crisis Management Groups
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