小売世界大手米ウォルマートは12月9日、全米黒人地位向上協会(NAACP)と協働し、有色人種の刑務所出所者の社会復帰を支援するプログラムを開始すると発表した。ウォルマートの奨学金資金を拠出する。企業とNAAACPによる同種の施策は今回が初。
ウォルマートは今回、刑事司法制度で有色人種は不公平に扱われており、社会復帰に大きな支障が生じていることを課題視。不公平を是正するため、職業訓練の機会提供が必要とした。そこで、20人に奨学金5,000ドル(約57万円)を支給する。これにより、偏見、再入所、再犯を減らすことを目指す。
一方、米デラウェア州では、州教育省、デュポン、ディスカバリーエデュケーションが連携し、STEM(科学、技術、工学、数学)教育の質向上を行う3年間のプログラム「デラウェア・パスウェイ」を発表した。教育機会を提供するとともに、教材も開発する。
今回のプログラムでは、ディスカバリーエデュケーションが、「K-12デイリーラーニングプラットフォーム」を提供し、STEM教育の学習プログラムを提供。学習コンテンツは同社のパートナーが作成。州内の生徒だけでなく、教育者もアクセスできる。対象は小学校から大学院まで幅広くカバーする。
【参照ページ】Walmart and NAACP Join Forces To Create Educational Pathways for Returning Citizens
【参照ページ】DDOE, DuPont and Discovery Education Launch First-of-Its-Kind Partnership Supporting STEM, CTE Statewide
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