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【イギリス】テスコ、トイレットペーパー容積圧縮でプラ削減。紙使用総量は減少させず、輸送量も削減

 英小売大手テスコは12月6日、プライベートブランド(PB)商品トイレットペーパーロールの巻き付けをきつくし、体積容量を増やすことで、マルチパックあたりの紙の量を減少させず、容積を縮小。包装でのプラスチック消費量と輸送量の削減を実現すると発表した。

 同アクションは、「可能な限り廃止」「廃止できなければ削減」「再利用を徹底」「再利用できなければリサイクル」という4R戦略の一環。12月2日には、食品世界大手米ケロッグの英国法人と協働し、同社商品「コーンフレーク」の内側包装をリサイクル可能な紙製に切り替える実証も行っている。

【参考】【イギリス】ケロッグ、コーンフレークの内側包装を紙製に切り替えで実証。テスコと協働(2021年12月11日)

 今回のアクションでは、包装でのプラスチック消費量を67t削減予定。サプライヤーからテスコ小売店舗へのトイレットペーパー輸送も、毎週17車両分削減できる。トイレットペッパーで使わなくなった分の輸送スペースは、他商品輸送で有効活用し、クリスマス等の繁忙期に備える。

 同社はすでに、24ロール入りのトイレットペーパー商品を、1ロールあたりの紙量を倍増し、容積を圧縮した12ロール入りの商品へ転換。同商品だけでプラスチック消費量46t削減と、輸送車両5台分の削減ができるという。今後、4ロールや9ロールの商品にも同様のアクションを拡大予定。

【参照ページ】Tesco’s plastic packaging reduction programme is on a roll
【画像】Tesco

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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